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理事長挨拶

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月1日更新

学校法人松山東雲学園 理事長春の花はさくらに限る。淡いピンクの染井吉野から濃い陽光桜までが、いま新たに松山東雲学園に入学した新入生を温かい色合いで迎えています。入学された皆さんに心からのお祝いを申し上げます。例年のことではありますが、心引き締まる早春です。

一人ひとりが自らの志を、この学園での諸活動を通じて、胸を張って社会へ飛び出す準備をしっかりとしていただきたいと心から希望しています。

新田次郎の「雪のチンクルマ」に次のような文章があります。「あのお二人さんはウンドヤッケの下に毛糸のシャツ一枚しか着ていなかった。ルックザックもナップサックももっていなかった。あんな軽装で、スキーツアーに出るような甘い考え方の人たちならば、ここで遭難しないでもいずれ人生というツアーコースで遭難する人達だよ。死者に対してまことに不謹慎な云い方だから、大きな声では云えないことだが、今までこの近くで起きた遭難は、ほとんどすべてが遭難を起こした人自体に、その責任の大半があるということを忘れてもらっては困る。」入学に際し、改めて準備の大切さを確認していただきたい。

松山東雲学園は、131年目を迎えますが、ここ桑原キャンパスは、短期大学、女子大学及び幼稚園のキャンパスとして、異なる年齢の人々が学園を闊歩しています。

ダイバーシティ(多様性)は、人により良くも悪くも理解できますが、若い皆さんにはむしろこのダイバーシティを大いにエンジョイしていただきたい。多様性に躓いたり、勇気を得たり、いろいろな人々から多種多様な意見やヒントを得て、自らの成長につなげることができる時期は、学生時代を除けば、それほどあるわけではありません。

フランスの哲学者ジャン・ギットンは「学校とは一点から一点への最長距離を教えるところである。」と言っています。まさに、二点を結ぶ線は数限りなくあります。希望はどこにあり、どの線でつながっているのか。悩みつつ見つけ出す時間は、大学生の特権である。(天声人語より)

ここ松山東雲学園は女性の学園です。そのメリットは、男性の目線を意識することなく、自らの行動につなげることができることです。ここで培われる自立心は、社会で求められる女性の活躍をきっと可能にします。女性の社会進出や女性の活躍あるいは女性管理職などの言葉が躍っていますが、それらにこたえることができる力をこの学園生活の中でしっかりと準備してください。教育方針として「新しき世の鑑となる女性(ひと)」を掲げています。今、愛媛が、いや日本が求める社会で活躍できる女性を目指して、この学園で悔いのない生活を送っていただきたい。

 

2017年4月 

学校法人松山東雲学園 
理事長 小西靖洋